2020年、今年の田植え、除草はこうして!
いよいよ田植えのシーズン到来です。
日進野菜塾では6/6、6/7と両日にかけて「手植え」を実施します。
(6/7はなごや環境大学の第1回目となります。)
毎年「無農薬」で栽培をつづけ、コナギを中心にした「雑草」に手こずってきました。
今年はいろいろ工夫を入れて、本格的(?)に抑草対策を実施しています。
以下、紹介します。
1)3月から早期湛水
3月から水入れしています。田んぼが乾かないように水位を維持。
今年はJAの「あぜ塗り機」で「あぜ補強」しており、水もれの心配は(今のところ)ありません。いれっぱなし。
2)発酵肥料(ぼかし)の投入
水入れ前に田んぼの中で「発酵肥料(ぼかし)」を大量につくっていました。今年の肥料はこれを元肥にしている。
そのせいか4月からミジンコ等たくさん見らました。また小さな水生昆虫、カエルの声も早くから見られました。
3)5回の代かき
今年は代かきの回数を増やしています。抑草と田んぼの凹凸の修正をねらったものです。
トラクターを浅く、高速回転で実施。5月中旬に実施したときには、4~5センチ以下の小さなコナギがいっぱい浮かんだ。
水深を深くしてできるだけ「死滅」枯れさせようとしたが、なかなか枯れず。手で除去している。
4)田こすり器
田んぼの初期除草に有効な道具で長年使用している。古くなっていたので、新たな竹で補強、整備している。20本ほど用意している。
5)米ぬか散布、継続して
田植え後に、米ぬかを水で溶いてダンゴ状にして、まく予定。
数量は多くなく、反あたり2俵くらい。2週間単位でしばらくつづけたい。
6)株間せばめる、条間は維持
株間は24センチに、条間はこれまでどおり30センチ。これで株間に生える草をおさえる。また収量増もねらう。
7)苗を箱から出して、地につけてる(苗を育てる)
苗はすでに田んぼに入れている。(5/17)
箱からだして田んぼの底に根をつけています。「苗代」の要素を取り入れ、茎をのばし、植えつけ本数を2~3本と少な目にしたい。(成苗とまではいかないが稚苗ではない)