段ボールコンポストは、毎日の家庭の生ごみを、ベランダやお庭で手軽にたい肥にできる簡便な方式です。
- ● 段ボール箱を使った生ごみ処理容器。
微生物のすみかになる基材を入れ、微生物の力で生ごみを分解してたい肥に変える。
(好気性方式) - ● 基材はもみ殻くん炭とヤシ殻チップの2種類だけ。
- ● できたたい肥で野菜、花を育てれば資源の循環につながる。
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- ● 家庭で出る「燃えるゴミ」の約4割は生ごみで、生ごみの約80%が水分です。
- ● その生ごみのほとんどを、段ボールコンポストに投入できます。
- ● 段ボールコンポスト*とは薬剤や電気などを使用することもない、エコで低コストな家庭の生ゴミ処理方式です。
- ● 段ボール箱を使うことで、余分な水分が自然に蒸発します。
- ● 微生物の働きで、生ごみは分解され段ボール内のカサ(量)は増えません。
*段ボールコンポストは「NPO法人 循環生活研究所」が開発した方式です。
~「生ごみ使って段ボールコンポストで作る自家製堆肥」
(中日新聞のユーチューブ動画で、日進野菜塾アドバイザーが説明しています。)
- 1. 段ボールは通気性が良く、臭いも少なく、スペースもとらないので、集合住宅のベランダでも取り組める。
- 2. 一般家庭では4か月前後、毎日生ごみを入れ続けることができる。
一人暮らしの方など生ごみの出る量が少ない家庭ではもっと長く入れつづけることができる。 - 3. それまで可燃ごみで出していた生ごみが、段ボールコンポストで処理できてしまうので、
「ゴミを排出しない暮らし」が比較的カンタン に実現する。 - 4. 家庭の台所で出る生ごみは、(貝がらなど)ごく一部を除き、なんでも投入できる。
- 5. できたたい肥は、自分の家庭から出た生ごみでできているので、安心に使うことができる。
NPO法人日進野菜塾では2015年から、段ボールコンポストの普及活動を名古屋市、日進市等で実施しています。
段ボールコンポストは全国で、地域のNPO等が中心となり、普及活動が進められています。
中部地域のダンボールコンポストに関する問い合せ先はこちらです。
団ボールコンポスト資材の価格、資材の販売協力先はこちらです。
〇たい肥づくり日進野菜塾では、落ち葉、雑草、野菜くずなどを使いたい肥化し、畑で利用しています。
配合材料には、牛ふんたい肥、米ぬか、油かす、もみがらくん炭など、用途に応じ配合(レシピを変えてつくります。
〇有機醗酵肥料(ぼかし)また段ボールコンポストでできたたい肥を使って、二次発酵させ、「ぼかし」(有機醗酵肥料)もつくり、主に追肥利用しています。この方式は比較的容易に「ぼかし」をつくることができます。なおぼかしは、畑だけでなく田んぼでもつくっています。