じゃがいも、黒マルチ使用で作業が楽、収量も確保できた!
たくさん採れるとうれしいジャガイモ。土寄せや、雑草取り、収穫などの力仕事もともなう。でも黒マルチを使って浅植えで、かなりの手間が削減できる。収穫量もそこそこ。次回からはもっと栽培株数を増やし、収量高を上げたい。
■現状
じゃがいもはたくさん栽培したいが、「芽かき」「土寄せ」などそれなりに「手間」を必要とする。
たくさん収穫したいといって、種イモを植えても、雑草に負けたり、とくに土寄せは雑草を取り遅れるとかんたんでなく、けっこうな力仕事となる。また「収穫」もスコップで掘りながらおこない、(それはそれで楽しいのだが)、力もいるし、ときに傷つくイモも出る
■楽々栽培の特徴
①黒マルチをかけた栽培。(マルチをかけてから、穴をあけ、種イモを植える)
②浅植え(種イモを植える場所)
③株元に穴があくので、土(あるいはもみがら)をかける(イモに日があたり緑化することを防ぐ)
■利点
①雑草を(かなり)防げる、取る手間がほぼ不要。
②中耕、土寄せが不要、とくにこれまで2回はしていた土寄せがなくて済む。これは楽。
③収穫作業がすわったままで、道具を使わず、手で掘り出せる。
■結果について評価
①かなり省力化でき、その割にはけっこうとれた。肥料は元肥なし、追肥は1回のみ。(自家製ぼかし)
②やや小さめではあるが、土寄せしないのにとれている。
③緑化するイモが多く出る思っていたが、ほとんど見られなかった、(株元にかけた効果)
④何よりも収穫作業が楽。イモが見えており、浅植えから取り出しやすい。
以上から、この方式は十分つづけるに値する。もっと栽培数を増やしても、作業負担はあまり増えない。
■作業の経過
(1)定植
3/6~11日。 株間30㎝で定植。このウネは男爵。半分カットして、切り口を下に向けて、5㎝ほどの深さに植えた。植え穴は穴あけ器であけている。
(2)芽かき、株元に追肥(ぼかし)、「もみがら」 4/27
(3)収穫 6/13
じゃがいもの株を根元5センチくらいでカットして、黒マルチをはがすと、この写真のような状態で現われる。
①イモがすでに表面に露出している。(黒マルチがあるため、日差しがイモにあたることはなく、青くなっていない。)②マルチをかけているので、土がやわらかく、残りのイモを「手」で掘り出せる。③また浅いところにイモがあり、すべて掘り上げるのに力や時間が少なくてすみ、作業が楽である。
■収穫量(いずれもウネ幅60㎝、株間は30㎝)
プロ農家にくらべれば、高水準とは言えないが。十分効果的と感じた。
品種 |
株数 |
収穫量(㎏) |
1株平均 (㎏) |
|
男爵 |
切断面下向き |
39 |
14.5 |
0.37 |
メイクイン |
〃 |
47 |
21.8 |
0.46 |
キタアカリ |
〃 |
43 |
16.6 |
0.38 |
〃 |
切断面上向き |
34 |
17.0 |
0.50 |