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■食べ物をつくる現場、それが畑や田んぼ
食べ物は台所や調理場でつくられるのではない。
野菜は畑でつくられ、魚は海でつくられる。
台所や調理場は「現場でつくられた素材」を加工したり味付けしたりするにすぎない。
だから畑や海こそが「食べ物をつくる現場」そのものだ。
その現場がきびしい環境にある。
畑や田んぼが、わたしたちの身近から消えかかっている。そういう一部で私たちは畑にとりくむ。
■いろいろ多種をつくる
これしかつくらないというのでない。いろいろつくる。まぁ多品種少量といわけだ。
特段の理由はないのだが、そのほうがまちがいなく楽しそうだ。
キュウリとナスとピーマンしかないのでなく、インゲン、十六ささげ、ししとうもあったほうがいいと思う。そうすると実はピーマンより、ししとうの方がいいじゃないの、となったりする。欲ばりなだけかもしれないが・・・。
同じ時期に植えたインゲンにくらべ、ささげは葉っぱばかりでちっとも実をつけてくれないなんて言ってたら、ある日を境になるわなるわ・・・・。
というわけで、つくる種類が多いと、驚き、感動がそれだけ多くなる気がする。
■農薬は(できるだけ)使わない
農薬はできることなら使いたくない。それは私たちに教えてくれる農家も同じだ。
だって自分たちも同じものを食べているから、だれだって使いたくない。
使うときはどうしてもやむをえないときに限られる。
たとえば私たちの場合、昨年の秋に植えた大根、ブロッコリの苗に、(植えたばかりの苗のとき)一度だけ使った。そうしないと虫にやられてしまう。むろんその農薬も決められたものを許容された範囲内の量だけだった。
あとは使いません。だから虫を丹念に取るほかない。小松菜のように芽のうちからすべてやられた、なんてことも珍しくない。
チョウチョが卵を産みにくるわけですが、これは追い払うわけにもいかず。
■露地栽培
あたりまえだが、露地栽培には次のような特徴がある。
@日光、雨など自然の中で、自然をそのまま受けて育つ
晴天、あるいは大雨、日照不足、こういったことが作物の成育にそのまま直結する。
だからいつもお天気が気になる。
A温室なんかとちがって、人が温度管理をするわけでもない。
だから暑いときにはそれに合ったもの、寒いときには寒さに適合する、
そういう野菜となる。
Bその地域の風土、気候に大きく制約される。
私たちの畑がある日進市はけっこう暖かく、温度が高いと害虫が発生するのは避けられないとのこと。
あるベテラン農家が、この地域ではある程度の薬も使わないと虫にやられてしまう、と言っていた。
C固い、やわらかいも自然のまま
たとえばこの夏のミニトマト、スーパーによくあるパック入りミニトマトにくらべ、皮が固く感じるかもしれない。
これも品種のちがいと言うよりも太陽の陽射しをたっぷり受けて育つとこうなるらしい。
よく温室育ちのひ弱な子どもを「もやしっ子」というが、露地栽培育ちだと強い「陽射しっ子」になるのかもしれないね。
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