URANIWA大豆講座第4回
11月31日に第4回大豆講座がありました。11月末にしてはとっても暖かく、畑日和でした。
今回の畑作業は、待ちに待った収穫です。株ごと引っこ抜いて、束ねて、はざ棒にかけました。
完熟の大豆なので、弾ける寸前!ネットをかぶせて、鳥が食べたり、大豆が落ちたりしないようにしました。
このまま1週間乾燥させます。乾燥させることで、保存性がよくなるのでこれも大事な作業です。
鳥さんへのおすそ分けは畑に落ちているはず…
次に、料理です。豆腐を作るのです。昨日から水に浸した大豆を使います。
それを、「呉」といって写真のようにする鉢で大豆をすりつぶしたものをいいます。豆腐の元です。
これを煮て、おから豆乳に分けて、豆乳ににがりを加えて固めます。
ざっと手順を説明するとこんな流れです。
その他に、呉汁、おからボール、豆おこわ(これは炊飯器にセット済み)を作りました。
おからボールは、片栗粉を使うのでもっちもち♪
豆腐は、青大豆と黄大豆でやりましたが、どちらも巣が入ったようなもろもろの豆腐になってしましました。
豆おこわは、煎った黒大豆を使いました。煎り大豆ともち米を使うと、簡単に豆おこわができます。
ちなみに、もち米は水量がうるち米よりも少なめなので、うるち米の水量で4合うなら3合の線にセットするとよいです。
今回豆腐を失敗してしまいました。
後で気付きましたが、ミキサーにかける時の加える水量を間違えました。
大豆は1Lの水に一晩漬けて、その漬け汁とさらに1.4Lの水(うち200mlはミキサーを洗う水)を加えます。
だいぶ濃い豆乳になっていたようです。反省…
担当: 坂田
URANIWA大豆講座第3回おくらが主役のねばねばどん
朝夕が涼しくなりましたが、日中はまだ暑い日が続いております。
9月28日も日中は、よい天気で畑日和&外ごはん日和でした◎
さて、2か月ぶりの大豆講座の主な作業は、枝豆についたカメムシ取りでした。
手作りのカメムシホイホイ(ペットボトルで作ったもの)で地道に捕獲します。カメムシはここに入ったら出られません(>Д<)
また、枝豆の収穫ができるとよいなと思っていましたが、実のふくらみはもう少しでした。
味見で、ふくらみかけた枝豆は取って昼にいただきました。甘味がや風味が違っておいしいかったです。
その後、料理は「ねばねばどん、なすとかぼちゃのみそ汁、げんこつ」でした。
ねばねばのメインは、おくら!!まだまだ夏野菜のおくらは元気です。
丸オクラ、五角オクラの2種を釜で豪快にゆでました。そして、刻みます。
モロヘイヤはしっかり刻んで、粘りを出すことがポイントです。
他のねばねばの具は、モロヘイヤ、長芋、酒と醤油で煮たなめこ、納豆でした。
これをご飯に乗っけて、めんつゆまたはしょうゆなどでいただきます。
げんこつは、犬山名物のおやつできなこと黒糖で作りました。
簡単で、ほどよい甘さに調節できて、子どもたちにも好評でした。
作っている様子は、泥だんご状態です。
講座終了後も、一生懸命カメムシを取っていた方もいらっしゃいました。
おいしい大豆になってもらうために、手間を惜しんではいけませんね~
みそ汁に使った味噌は、2月に作った米味噌です。半年のものと1年半のみそを食べ比べました。
好みが分かれます。
さらに、試作でわらから作った納豆も味見してもらい、今後の大豆講座のモチベーションを高めてもらいました。
大豆から、味噌まで作りたいものです。
次回は、稲刈りをしてはざかけして乾燥させた藁(わら)で納豆を仕込みます。
発酵温度・時間がポイントです。上手くできるかな??
出荷専用畑で夏野菜、ただいま毎日出荷中
日進野菜塾ではこの夏、無農薬野菜の栽培収穫量の大幅アップにとりくんでいます。地元の専門農家の指導も受けて、これまでにない規模の作付けと出荷ができるようになってきました。
この7月からようやく夏野菜をほぼ毎日出荷。 絶対量としてはまだまだですが、7月中旬から現在(8/10)まで、ほぼ毎日100袋近く出せるようになりました。
夏野菜としてはナス、トマト&ミニトマト、キュウリ、ピーマン、ししとう、オクラ、ささげ、しそ、バジル、イタリアンパセリ、スイスチャードなど10数種を栽培。
むろん有機的栽培を基本にし、農薬や化学肥料は栽培過程で使用していません。
作付している野菜の本数もこれまでにない数で、たとえばナスは450本、トマト300本、キュウリ100本と、作物によってはいつもの年の10倍近い水準となっているものがいくつかあります。
これだけの栽培規模となると、栽培に要する作業体系も必要な「資材」も(これまでとは)大きく変わります。
事前の土づくり、ウネたて&マルチ、苗の栽培および確保、さらに定植とその後の管理作業、これらが「ぼう大」な作業量となりますし、また野菜によって変わります。
夏野菜はよく「なりもの」とも言われ、ナス、トマト、キュウリなど夏の間、実をつけ続けます。
従って、ヒトが手を入れて「お世話」をし、丹念に毎日収穫しつづけていく必要があります。よく言われるようにキュウリは1日収穫しないと、すっかり大きくなってしまいます
「なりもの」の管理作業は毎日のようにあり、正直とても大変です。
さらに栽培に必要な「資材」の質、量、ともに格段に増えます。
支柱ひとつにしても初期のものと、生長して大きくなる頃のものとそれぞれ用意しなければなりません。
(われわれは竹を使用していますので、何度も竹やぶへ行って、竹を切り出して利用します。)
さらに定期的に追肥で使う肥料(われわれは米ぬか+おから等で作るボカシが中心)、乾き具合を見ながらの水やり作業など半端なものではありません。
作物別に必要な管理作業には終わりがない。
野菜はいつも生長し続けるため、終わったと思っても、すぐ次の「お世話」がいる。夏場の暑さと本数の多さに、ついめげそうになる。わかっていても手が回らないことも少なくない。
本格的な「プロ農家」はここまでやるのか、それが今の率直な感想です。
技術指導してもらっている地元農家は、理論家であり実践家です。外食産業向けの大きな農場での経験も長く、品質や納期等の管理にも詳しい。聞くことはわれわれには「初耳」のことばかり。プロ農家の世界の大きな橋渡しとなっていただき、われわれには欠かせない「先生」です。
これからはいよいよ秋冬野菜の準備に入ります。
まずは1年間、今のような指導を受けながら、基本的なことを組織でマスターする。
たぶん一年後くらいには日進野菜塾も大きく変っているかもしれません。
URANIWA大豆講座第2回マメ豆ビビンバ
7月27日に第2回大豆講座があり、7組19名の参加がありました。
作業は、草取り&土寄せです。一か月たった大豆は、草に紛れてどれが大豆なのか雑草なのか。。。
大豆は元気に生えていましたが、今年は発芽率がよくありませんでした。何なのでしょう??
3粒ずつまいたのに、3粒すべて出ているところが少ない。。。
私がまいた赤大豆は全滅で、結局黒豆に変更です。
私のことはさておき、雨が降ったり、晴れたり、曇ったりと忙しい天気の中、暑さも心配しましたが何とか作業ができました。(写真がなくすみません)
今回も夏の収穫物たくさんの料理ができました。
メニューは、 「マメマメビビンバ(うま味噌だれ)、とうふともずくのすまし汁、シソのしょうゆ漬け、スイカ」です。
早く来ていただいた方に収穫を少ししていただき、朝どりのきゅうり、なす、ズッキーニ、シソと夏野菜たっぷりのビビンバです。トマトがほんとにキラキラしてきれいです☆★
ビビンバに豆(こだいず)もやしと大豆ミート、豆味噌、すまし汁にはとうふを使い、豆も盛りだくさんでした。
大豆ミートで味噌だれを作ると、肉みそみたいになります。
大豆もやしは普通のもやし(緑豆)より豆が大きく歯ごたえがよく、ビビンバにおすすめです。
そして、シソが結構いい味だしてます。
もずくのすまし汁は、だしが効いた上品なお味で好評でした。
今回は、なす、ズッキー、にんじん、大豆もやし、きゅうり、シソでしたがいろいろな野菜でビビンバを楽しんでくださいね~
何でも、野菜をゆでて、みそだれがあればOKです。韓国の屋台の朝食の定番なのもうなずけます。
味噌は、多く作っておくと何かと便利です。焼きナス、焼き厚揚げ、炒め物、おひたしに…
盛り付けは、黄・赤・緑・オレンジ・紫?白こんなにカラフルにできました☆(写真提供ありがとうございます)
デザートのスイカはこんなに真っ赤でした!!
外で食べるスイカは、一層おいしいですね~(種が飛ばせる&下に汁をたらしても気にしなくてイイから(笑))。
少し間が空きますが、次回こそは、初挑戦の○○!お楽しみに~
担当:最近スイカで水分補給をしている 坂田
小学校訪問!「お出かけ田んぼプロジェクト」
今では都会でカエルやおたまじゃくし、メダカを見る機会や場所はすっかりなくなってしまいました。そこで日進野菜塾では今年から「お出かけ田んぼプロジェクト」をスタートしました。日進野菜塾のメンバーが田んぼの生きものを連れて、小学校や幼稚園など、子どもたちが集まる場へ訪問する取組みです。
わたしたちは日頃、日進市の田んぼや畑に来てもらって、田んぼや生きものなどの体験活動をおこなっています。
ここ数年は年間で数千人(延数)になります。でも都会に住む子どもたちのごくわずか。多くの子どもたちは日進まで来られないのが現実です。
それならいっそ、こっちから出向こうということで、(たまたま)モリコロ基金の2014年の助成を得られることも決まり、実験プロジェクトとして始まったわけです。
今年2014年、名古屋市内名東区の2つの小学校、天白区の保育園で、学校、園の先生たちのご協力を得て、6月からテスト導入を始めています。
こちらから「持ち込む」わけで、たとえば次のような点がポイントになります。
①田んぼや稲のリアリティある姿をどう再現できるか 。生きもの動く様子をどのように観察してもらうとよいか (対象、容器、付帯物、ほか)
②おたまじゃくし、カエル、メダカ、ドジョウ、トンボの幼虫のヤゴ等々。これらのどんな点を見て、感じて、知ってもらうとよいか。
③教室で一度に多くの子どもたちにみてもらうことになり、水や土、泥など。教室という空間で、どこまで可能か
④また軽トラック等クルマで運ぶことができること。事前に生きものを捕獲しておくので、その保存環境、時間の見きわめ。終わって「用事」が済んだら、生きものたちを生きてもとの場所に返す。これらの一連の動作が可能なこと。
⑤学校で飼う場合、エサや水、場所などどのような配慮が必要か。また子どもたちにどうかかわってもらうとよいか、その説明等のあり方。
以上の諸点、今後さぐっていきたいところです。
*写真は6月11日に、名東区のG小学校の3年生の児童を対象に実施した第1回のもの。(このシリーズの報告、つづけます。)